ガラスびんの環境性 ENVIRONMENTAL FEATURES OF GLASS BOTTLES

ガラスびんと歩む、未来へ。

ガラスびんは、地球からもらった大切な天然素材からできています。
だから、海にやさしく、森にやさしく、人にやさしい。
そして、ガラスびんからガラスびんへ
何度でも生まれ変わって私たちとともにありつづけます。

ガラスびんの環境性 4つのポイントと
2つのアンサー

プラスチックごみ問題

地球規模で深刻化する海洋プラスチックごみや
マイクロプラスチックスに対するアンサー

エシカル消費

利便性だけではない、環境や社会に配慮した
消費行動に対するアンサー

MATERIAL CHARACTERISTICS ガラスびんの素材特性

ガラスびんには天然素材だけで作られた無機物だからこその多彩な特性があります。
これらの素材特性によって、ガラスびんは循環型社会の実現に欠かせない「3R」すべてに対応することができるのです。

3R OF GLASS BOTTLE ガラスびんの3R

REDUCE 軽量化によるリデュース

ガラスびんの軽量化で
環境にも人にもやさしく

軽量化によって、天然資源であるバージン原料の使用量や
溶融炉で原料を溶かすためのエネルギーの節約につながるとともに、
輸送時に発生するCO2排出量も削減できます。
また、消費者の皆さまや販売店の方の扱いやすさも向上します。

  • 天然資源
    の節約
  • エネルギー
    の節約
  • CO2排出量
    を削減
  • 使いやすさ
    アップ

高度な技術で
生み出される
「超軽量びん」

最先端技術によって登場した世界最高水準の
「超軽量びん」。生産工程のすべての技術を向上
させることで、強度を維持したままガラスびんの
厚みを極限まで薄く均一に。驚きの軽さを実現しました。

REUSE 洗って繰り返し使う
リユース

ガラスびんだからこそ
できるエコシステム

リユースできるガラスびんは「リターナブルびん」と呼ばれます。
内容物の香味を吸着しない、酸や有機溶媒に侵されず内表面から
容器の成分が溶出しないといった、ガラスびんならではの素材特性が
リユースを可能にしています。ガラスびんのリユースシステムは
100年以上も昔の一升びん入り清酒に端を発し、自治体や
関連業者とのパートナーシップによって現代も運営されています。

実はこんなに
使われている
「リターナブル
びん」

牛乳びん、ビールびん、清涼飲料びん、清酒びんなど、現代でも
約11億本のリターナブルびんが国内で流通しています。

2021年実績 ガラスびん3R促進協議会「リターナブルびん用途別推定量(本数)の推移」より

リターナブルびんを使えば
GHG(温室効果ガス)排出量の
大幅な削減につながる

リターナブルびんを使えば、新しくガラスびんを作る際の
バージン原料、エネルギー、CO2排出量、廃棄物などをすべて
大幅に削減でき、GHG排出量の抑制につながります。
リターナブルびんは使えば使うほど環境にやさしい容器です。

※データは2021年にガラスびん3R促進協議会が実施した調査結果によるものです。

RECYCLE ボトルtoボトルの
水平リサイクル

ガラスびんは何度でも
ガラスびんに生まれ変わる

自治体で分別収集されたガラスびんは、専門業者によってカレット
(再生原料)に加工されます。ガラスびんを色別に仕分けしてから
粉砕し、磁力や風力で異物を取り除きます。水や薬品は使いません。
このカレットを再び溶かせば、何度でも新しいガラスびんに生まれ
変わります。

  • 永続的なリサイクル

    無機物なので何度溶融しても
    組成が変化・劣化しない。

  • 天然資源を節約

    カレットを増やすことで
    バージン原料を節約できる。

  • CO2排出量を削減

    熱効率の良いカレットの使用で
    製造時のCO2排出量を抑える。

ガラスびん
1本の
約70%
はカレット

1本のガラスびんを作るのに使用する
バージン原料は約30%。
大部分はカレット、すなわちリサイクル原料です。
カレットを多くしても
強度や品質はまったく変わりません。

ガラスびんの上手な
リサイクル方法

お住まいの自治体の回収方法をご確認ください。

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