高品質の製品・サービスを提供
ガラスビジネスの進化の過程で誕生した事業を通じて、
お客様に安心してお選びいただける高品質の製品・サービスを市場に提供しています。
ガラスびんカンパニー
- 播磨工場
(兵庫県) - 東京工場
(神奈川県) - 埼玉工場
(埼玉県)
(日本ガラスびん協会加盟6社内)
業界トップシェアを誇るガラスびんの
リーディングカンパニー
業界シェアトップを誇るガラスびんカンパニーでは、1,000種類以上にも上る豊富な製品ラインナップを誇ります。創業以来蓄積してきた技術開発力、そして柔軟性に富んだ生産システムをもちいて、広範囲なニーズに的確・迅速に対応するとともに、びんの軽量化を引き続き推進するなどの環境に配慮した商品開発を最重視してきました。
技術開発としては、全製造ラインを監視する生産情報システムをはじめ、ガラス質量制御技術、型温度自動制御技術などの品質を保証する技術を確立し、近年では金型への離型剤塗布作業のロボット化にも成功しています。その他、海外各社との技術開発、製品の海外販売、海外技術援助先の開拓にも積極的に取り組んでいます。
- ガラスびんの環境性
- ガラスびんは循環型社会の実現に不可欠な「3R」にすべて対応する、唯一の包装容器です。ガラスびんカンパニーではガラスびんを環境にやさしい容器と位置づけ、3R対応製品など環境配慮製品の開発・製造の推進、お客様や消費者の方に対するガラスびんの環境性についてのご提案や情報発信、ガラスびん製造時のクリーンエネルギー(都市ガス、再エネ電力)の利用促進等に積極的に取り組んでいます。
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軽量化による省エネ・省資源
(Reduce)ガラスびんの軽量化によって、天然資源であるバージン原料の使用量や溶解炉で原料を溶かすためのエネルギーが節約でき、また輸送時に発生するCO2排出量も削減できます。
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繰り返し使えるリターナブルびん
(Reuse)リユースできるガラスびんは「リターナブルびん」と呼ばれます。リユースすれば、新しくガラスびんを作る際のバージン原料、エネルギー、CO2排出量、廃棄物などをすべて大幅に削減できます。
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何度でもガラスびんにリサイクル
(Recycle)使用済ガラスびんは分別回収してカレット(再生原料)に加工されます。このカレットを使って、ガラスびんは何度でもガラスびんに生まれ変わることができます。ガラスびん1本あたり8割程度のカレットが使われています。
- 今後の展望
- アジアのガラスびん会社への技術支援による積極的な海外展開をさらに行うとともに、離型剤自動塗布ロボットやガラスびんの自動検査機、製造工程の監視、管理システム開発等にも取り組んでいます。また、脱炭素社会実現に向けた製造システムの導入にも積極的に取り組んでいます。
プラスチックカンパニー
- 関西プラント
(兵庫県) - 宇都宮プラント
(栃木県) - 展誠(蘇州)
塑料製品有限公司(中国)
キャップ販売数
以上
海外からも高い評価を得る
高性能なキャップを生み出す
1960年の創業以来、半世紀以上にわたってプラスチック容器の新たな可能性にチャレンジし続け、年間30億個以上のプラスチックキャップを市場に供給しています。高い評価を得ている独自開発の「TENキャップ」は中国・韓国にライセンス供与をしているほか、100%独資の子会社を中国の上海近郊に設立し、生産・販売を行っています。
継続的な製品開発を行い、特に環境に貢献できるような新たなキャップの開発に注力すると同時に、新規分野への挑戦にも力をいれています。
- 開発事例
- TENキャップは、優れたTamper Evidence(いたずら防止)機能をもったプラスチックキャップです。独自開発の構造により開封確認が容易にできるため、店頭でのいたずら防止に大きな効果を発揮します。また、アセプティック(無菌)製品向けや炭酸製品、加温製品など、各種のPETボトル飲料に向けた製品開発に取り組んでいます。環境貢献として、バイオマスポリエチレン(植物由来のポリエチレン)を用いた製品を開発・上市しており、バイオマスマークの認定を受けています。軽量化への取り組みでは、フックキャップを上市いたしました。さらに、キャップtoキャップの水平リサイクルを目指して化学メーカーであるプライムポリマー社との共同研究も進めています。新規分野としては、介護製品の「とろみシェイカーカップ」を(独)国立病院機構 大阪医療センター様と、水薬を正確に測れる「シロップぴったりシロピィ」を昭和大学様と共同で開発しました。
-
耐熱TENキャップ
※TEN(Tamper Evidence with New concept) =
「新しい概念のいたずら防止」の略優れたいたずら防止機能をもった
PETボトル用プラスチックキャップで、
さらにバイオマスポリエチレンをパッキンに
用いた環境貢献製品 -
フックキャップ
アセプティック(無菌)充填用キャップの
軽量化を実現 -
とろみシェイカーカップ
えん下(飲み込み)困難者向けに必要な
とろみを簡便につけられる -
シロップぴったりシロピィ
シロップ剤を素早く正確に計量できる
- 今後の展望
- プラスチックキャップ分野については、さらに高性能な新製品を開発し、キャップメーカーとしての確固たる地位を維持しつつ、25年余にわたる飲料用キャップの製造販売で培った技術ノウハウを基に、プラスチック製造・販売の事業拡大など、アジア地域での拡販に取り組んでいきます。また、キャップ以外の分野についても技術ノウハウが生かせる新たなフィールドへ積極的に展開していきます。
ニューガラスカンパニー
- 鳴尾浜プラント
(兵庫県) - 尼崎プラント
(兵庫県) - 5G通信向け
超低誘電損失
LTCC材料
エレクトロニクス分野
向け製品売上比率
成長分野で幅広く展開
高い技術力で最先端の
ガラス材料を開発
ガラスびん事業で培った高度な技術をベースに製造している当社のガラス材料は、環境、エネルギー、情報通信、自動車関連など、成長目覚ましい、幅広い分野で採用されています。独自の最先端技術で、新組成開発や生産技術開発に取り組み、広く社会に貢献しています。また、国内外のグループ会社と連携し、相乗効果を生み出しながら、最先端の市場ニーズに応える新製品を開発しています。研究開発・生産・販売の各部門が一体となって、未来を創るガラス材料や無機系新素材を次々と生み出しています。
- 開発事例
- 日々進化する情報通信社会を支える電子部品用粉末ガラスをはじめ、自動車用センサーや燃料電池、魔法瓶などに利用される封着用ガラス、太陽電池に利用される導体添加用ガラスなど、多岐にわたるガラス材を開発・製造しています。
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ガラスペースト
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ガラスリング
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新規機能性ガラス粉末
- 今後の展望
- 情報通信社会のさらなる高速化と普及(5G⇒6G)、自動車のEVシフトの本格化と高度化等、世界は着実にイノベーションが進んでおります。当社のガラス材料は、それらを形作る部品や製品に使用される素材の一つとして必要不可欠なものであり、社会の技術進化に貢献すべく、さらなる機能性向上、新製品開発に向けた研究活動を継続していきます。また、カーボンニュートラルの実現に向けて、太陽電池や燃料電池等、環境成長分野で用いられるガラス材料や無機系新素材の研究開発を通して、技術力を発揮し社会に貢献するカンパニーを目指します。
エンジニアリングカンパニー
- エンジニアリング
カンパニー
(兵庫県)
製びん機シェア
製びん・検査・充填包装の
総合システムを提供
ガラスびん関連設備分野では、ガラスびんに求められる日本品質を守り、自社で培ったノウハウを反映した成型機を製造販売しています。また、総合検査機や自動塗油ロボット(MSR)等に加え、海外メーカー製品を取り扱っています。
国内唯一のガラスびん成型機メーカーとして、メンテナンス体制の構築にも注力し、ガラスびん関連設備のワンストップサービスを提供しています。充填包装設備分野では、ガラスびん製造で培ったノウハウを反映した搬送・包装機を製造販売しています。液体充填設備のラインエンジニアリングも展開し、ガラスびん製造以外の分野の事業を拡げています。
- 環境への取り組み
- 製びん設備は、中古機の再生(リコンディション)を行うことで廃棄物の削減を図っています。その他、樹脂の再利用を目的とした機器や、節水循環型の水処理洗びん乾燥機を協力会社と共同開発しました。また、バルク機・デバルク機等の輸送効率(CO2削減)を高める設備を設計・製造・販売しています。環境マネジメントシステム(EMS)の認証を取得し、環境負荷低減に取り組んでいます。
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パストライザー
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バルクデパレタイザー
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アンケーサーロボット
- 今後の展望
- これまで培ったガラスびん製造の技術と経験を活かし、ガラスびん製造設備全般とガラスびんをお使いいただいているお客様の充填包装設備全般のプランニング・設計から据付工事・立ち上げまでを請け負い、今後もユーザー視点に立った装置の開発を行います。
研究開発センター
- 研究開発センター
(兵庫県)
栽培実績
次世代ビジネスの芽を
はぐくむ最先端基地
日本山村硝子の可能性を広げる最先端基地として、既存の技術にとらわれることなく新しい技術開発に取り組む研究開発センター。
新規人材の確保、産官学連携などオープンイノベーションを実施しながら、ゼロからの技術開発にも取り組んでいます。「安全・安心」「環境」「サステナブル」をキーワードに、社会問題を解決する新規事業への発展を見据えています。
- 植物工場事業
- オリジナル技術が詰まった植物工場を目指し、栽培方法や装置をゼロから探求してきました。約380品種の葉菜や果菜類の栽培実績を誇り、温湿度や光や養分の使い方などの環境制御のノウハウも多く蓄積。特に光源に関しては照明メーカー様と共同で植物工場の栽培に適した高性能LED照明の開発に成功。
これらの技術蓄積を背景に、2014年に大手中食事業者様や大手食品通販事業者様への販売を開始しました。2018年6月に自社ブランド『きらきらべジ』🄬を立ち上げ、関西地区の百貨店様・量販店様での販売を開始。お客様からの要望を取り入れながらケールをはじめ多彩な品種を生産販売しています。
特に菌数や栄養成分に関しては、自社内に分析測定設備を配備し野菜の品質管理体制の向上に努めています。
2019年9月には消費者庁の機能性表示食品制度を活用した高栄養野菜の届け出が受理され、青果の機能性表示食品の販売を開始しました。
- 今後の展望
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2021年9月末に日本貨物鉄道株式会社と合弁で「山村JR貨物きらベジステーション株式会社」を設立しました。
また、2023年4月には福井県おおい町で建設中であった新工場が完成し、稼働を開始しております。従来の兵庫県の植物工場と比較して5倍以上の生産能力を誇り、ケール等の機能性が高い野菜の全国への販売展開が可能となっております。今後更なる技術開発や新品種導入を進め、植物工場事業を発展させていく予定です。
環境室
"循環型社会の実現に貢献する"
という精神で
100年先も必要とされる会社に
創業以来重視してきた"循環型社会の実現に貢献する"という精神は、この先も変わらぬ当社のDNAとして引き継いでいくものです。
環境室では、地域および環境との調和を重要な経営課題と認識し、すべての事業活動における環境負荷低減の支援と持続可能な社会の実現を目指した技術開発を行っています。燃料、原料、製品、不要物など、あらゆるものを資源ととらえ、限りある地球の資源循環に挑戦しています。
- 取り組み事例
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~100%アンモニア燃焼でソーダ石灰ガラスの溶融に成功~
アンモニアは燃料としても利用することができ、化石燃料のように炭素を含まないため、燃やしても CO₂が発生しないという利点を有しています。ガラス産業でのCO₂排出量を削減する一助とすべく研究開発を行い、ガラスびんに用いられるソーダ石灰ガラスの原料を、アンモニアを100%使用した燃焼によって溶融することに成功しました。この研究開発は当社が積極的に進める産学連携の実施例の一つでもあります。
~廃棄もみ殻をガラス原料に使用したガラスびんを開発~
お米を脱穀する段階で発生するもみ殻は大部分が廃棄されていますが、ガラスびんの原料に用いられるシリカが約20%含まれています。資源利用の可能性として廃棄もみ殻に着目し、鋭意研究開発を行い、グループ会社の山村製壜所と共同でガラスびんの生産を実現いたしました。このガラスびん製品は消費者と生産者が共同で循環型社会を実現する世界初(当社調べ)の試みになる画期的な製品です。
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ガラス溶融実験
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もみ殻を原料に用いた新開発のガラスびん
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SBT(Science Based Targets)認定取得
- 今後の展望
- 当社グループは1.5℃水準短期目標のSBT認定を取得し、地球温暖化対策に取り組む姿勢を明確にしました。温室効果ガスの大部分となるCO₂は、化石燃料の燃焼や炭酸塩の分解からの一方通行で排出されるものであり、引き続き"循環型社会の実現に貢献する”という精神を重視し、脱炭素燃料技術の実用化、廃棄物を原料化した製品の社会実装を目指していきます。