CROSSTALK

技術系社員 座談会

各カンパニーで活躍する技術系社員が集まり座談会を開催。
それぞれの仕事の醍醐味、日本山村硝子の社風や働く環境、今後の目標など幅広いテーマについて語ってもらいました。

I.S

I.S

ガラスびんカンパニー 生産本部
技術開発部 型成形チーム
自然科学研究科 有機化学専攻修了
2012年入社

ガラスびん金型への離型剤塗布作業を自動化する「自動塗油ロボット」の開発・導入を担う。また、溶解窯で溶かしたガラスを調温して製びん機へ供給する設備の更新業務も担当しており、準備から工事の立ち会いまで一貫して携わっている。

T.K

T.K

ニューガラスカンパニー
先進開発センター
工芸科学研究科 物質・材料化学専攻修了
2022年入社

入社後の約半年間、同カンパニーの開発営業統括グループ 開発チームに所属。既存または新規ガラスの溶融から粉末化まで、試作に携わっていた。2022年10月から先進開発センターに配属。主に新規材料の研究開発を担当している。

S.K

S.K

プラスチックカンパニー
生産技術部
システム理工学部 機械工学科卒
2012年入社

ペットボトルなどに用いられる新規プラスチックキャップの開発や既存製品のリニューアルを担う部門で技術開発に従事。生産設備や評価機器の導入、既存設備の改造、国内・海外子会社への技術支援にも携わる。

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技術系の業務を担う
やりがいや
仕事の
成果を実感する瞬間

I.S
皆さんは普段、どんなときに自分の仕事の成果や醍醐味を感じますか?
T.K
私はガラス粉末や微粒子の開発を行っていますが、粉体の技術は小型化されていくデバイスなど現代のテクノロジーの要になっています。そのため、日頃スマートフォンを操作しているときに、ふと粉体の技術が世の中の役に立っていることを実感することがあります。
S.K
私はプラスチックキャップの開発を手掛けているので、自分がゼロから納入まで担当したプラスチックキャップが使われた製品を、スーパーやコンビニなどで見かけたときには感慨深いものがあります。
T.K
機械設備系の仕事をされているI.Sさんはいかがですか?
I.S
私は自動塗油ロボットの導入に携わっているのですが、苦労して導入したロボットが、実際に生産ラインで稼働しているのを見ると嬉しくなりますね。
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アイデアや提案を
発信しやすい環境の中
真っ直ぐに
研究・開発に打ち込める

S.K
日本山村硝子の魅力のひとつは、自由な発想でものづくりができる点だと思っています。設備や機器で必要なものがあれば、自分で調査して購入の提案をすることができますし。もちろん、どんな意見でも通るわけではなく、上司の承認を得る必要もありますが「なぜ必要なのか」をしっかり説明すれば、承認のハードルは高くないですよね。
T.K
同感です。ものづくりを進める上での改善など、自分の意見を発信しやすい環境ですよね。
S.K
T.Kさんは今、実際に何か改善しようとしていることはありますか?
T.K
ナノメートルオーダーの微粒子を、高精度で測定できる装置の導入を提案したいと思っています。今、スマートフォンをはじめ、世の中のあらゆる製品が小型化されていますよね。それに伴って微粒子も今よりもっと小さいサイズのものが必要とされ始めているからです。今後、日本山村硝子の研究やものづくりにとって、必ずメリットをもたらす提案になると考えています。
I.S
T.Kさんの提案はきっと会社に受け入れてもらえると思います。先ほどS.Kさんがおっしゃったように「なぜ必要なのか」を理論立てて説明すれば、承認が得られやすい環境ですからね。私自身も以前、自動塗油ロボットのスプレーノズルの改善について、図なども交えて提案したところ、すぐに承認してもらえました。
S.K
あと、社風や働く人の雰囲気についてはどう感じていますか? 私は体育会系とは真逆のキャラクターなので、この会社のやわらかい雰囲気がすごく肌に合っているんです。
T.K
私もそうですね。もちろん、社風は会社ごとに違っていて当然で、どんな社風が合うかは人それぞれです。日本山村硝子の社風は、穏やかで落ち着いた雰囲気が好きな人には、きっと心地良く感じると思います。
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それぞれが思い描く
技術者としての未来

T.K
皆さんは今後、技術者としてどんなキャリアを歩んでいきたいですか?
S.K
当面は今のプラスチックカンパニーで、もっと幅広いカテゴリの業務に携われるようになりたいと考えています。特に今まであまり触れたことのない設備関係の経験を積み、自分の専門分野だけでなく、幅広い知識やスキルを備えた技術者になることが目標です。
T.K
私は物事を探求することが好きなので、研究開発の現場での仕事を続けていきたいですね。その中で自分ならではのテクニックやスキルを身に付けて、積極的に新しいモノを開発し、いずれは世の中にイノベーションをもたらすような新規材料を生み出したいと考えています。
I.S
今、様々な業界で脱炭素がトレンドになっていて、当社でも力を入れているので、いずれそうした分野にも携わってみたいです。また、自動塗油ロボットに用いられているような自動化技術も、これからますます発展していく分野だと思いますので、従来の業務にも一層力を入れていきたいですね。
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学生の皆さんへの
メッセージ

S.K
就職活動では、自分の所属している学部・学科から業界や職種を絞りがちになるかもしれませんが、幅広い視野で様々な分野に目を向けてみるのも良いと思います。そこから意外な適性が見つかるかもしれないからです。
I.S
確かに、これまで関わってこなかった分野でも自分に合った仕事はたくさんあるはずですからね。大学では化学系を専攻していたのに、今ではすっかり機械設備系の仕事をしている私が良い例かもしれません(笑)。
T.K
説得力がありますね(笑)。様々な業種を見ると「意外とこちらの仕事が向いているかも」「やっぱり大学で学んだ専門分野を活かしたい」など、いろんなことに気付くきっかけになります。就職活動の期間は、自分を見つめ直せる貴重な時期です。皆さんが自分の力を最大限活かせる会社に出会えることを願っています。
S.K
もし皆さんにとって、その会社が日本山村硝子であれば本当に嬉しく思います。
I.S
皆さんとお会いできる日を楽しみにしています!