社会貢献活動
CSR ACTIVITIES

技術支援の取り組み

当社では、新興国におけるガラス容器製造技術の向上と、ガラス容器市場の活性化に貢献するため、ガラスびん技術の支援に、1980年代から取り組んでいます。現在、韓国・タイ・インドネシアの3カ国で、ガラスびんを生産する5社と、技術の援助・供与契約を結んでいます。
当社の専門技術者を現地に派遣して教育を実施しているほか、各企業の技術者の来日研修を受入れています。また、原料やガラス組成などの分析対応や、ガラス品質やガラスびん成形などに関する技術的な問合せにほぼ毎日対応しています。
当社技術者が1〜2週間、長い間は1ヶ月現地に滞在し、主に工場の生産性向上のアドバイスや省エネの提案、軽量化の技術指導などにあたっています。来日研修も実施しており、内容は窯の管理技術や成形欠点の修正方法、メンテナンス技術・予防保全、金型設計技術、および品質保証など、各研修の期間は1~2週間で年間最大30名を受け入れています。
新興国でも軽量化や品質への要求が高まってきており、技術とともにモノづくりへの姿勢についても理解を深めてもらう支援を継続していきます。

環境学習プログラムへの参画

当社と(株)山村製壜所は、2003年度から兵庫県西宮市のNPO法人こども環境活動支援協会が企画した環境学習プログラムに参画し、毎年、市内の小学校などで、びんの3Rを通じて、持続可能な社会への理解を深めてもらう体験型の環境学習を実施しています。

環境学習の主なねらい

  1. 西宮のお酒とびんの歴史的なつながりと、その産業を支える人々の思いを伝える。
  2. 「酒のまち西宮」=「びんのまち西宮」=「環境を学び、環境を大切にするまち西宮」
    であることを伝える。
  3. びんの循環のしくみと、びんの循環が環境にやさしいこと
    (環境にやさしくすることがなぜ必要なのかということ)を伝える。

尼崎21世紀の森づくり協議会

当社は、関西本社のある兵庫県尼崎市を拠点とする尼崎21世紀の森づくり協議会が実施している『尼崎21世紀の森づくり』活動に参画しています。同協議会は、県・市および企業やNPO法人などで構成されており、尼崎市の臨海地域における自然を蘇らせ、緑あふれた元気なまちづくりに取り組んでいます。
2012年から『苗木の里親』制度に参加し、関西本社ではこれまで600鉢の苗木を育成してきました。これらの苗木は2014年11月に続き、2017年4月に「日本山村硝子の森」に植樹しました。現在も継続して苗木の育成に取り組んでいます。

森のフェスタ

「100年かけて森づくり」を推進している尼崎中央緑地の魅力を感じてもらうイベントです。
郷土種の野草を用いた体験や間伐材を使ったグッズの販売、縁日、乗馬体験など子供も大人も楽しめます。
当社は、ガラスびんの3Rなどの良さを伝え、親子で楽しめる工作を実施しています。

播磨町夏休みおもしろ教室

兵庫県播磨町の環境学習支援の一環として、夏休み期間中に開催される「播磨町夏休みおもしろ教室」に2014年から継続的に参加しています。播磨町在住の小学生と保護者の方を対象に、3R(リデュース、リユース、リサイクル)に優れたガラスびんの環境特性を知っていただく講義を行っています。播磨町は当社のガラスびん工場が所在する自治体であり、地域とのつながりを大切にしています。

みんなのサマーセミナー

本社所在地である兵庫県尼崎市の高校で開催される市民企画型セミナー『みんなのサマーセミナー』に協賛しています。自分の好きなことや得意分野を教える先生の授業を誰でも受講することができるイベントです。当社は環境にやさしいガラスびんの特性やSDGsへの貢献について講義を行っています。ガラスびんを使った工作も実施し、持続可能な社会について考えるきっかけづくりに取り組んでいます。