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2024.11.06  サステナビリティ 循環型社会実現に向けて、共同研究先として当社De-NOx技術応用の取組を中部電力「テクノフェア2024」で紹介

日本山村硝子株式会社(本社:兵庫県尼崎市、代表取締役:山村 幸治、以下 当社)は、中部電力株式会社(本社:愛知県名古屋市、代表取締役社長:林 欣吾、以下 中部電力)が開催する「持続可能な未来に向けて~脱炭素社会を目指して~」をテーマにした展示会「テクノフェア2024」(以下 本フェア)において、中部電力が推進する既設火力発電所におけるアンモニア混焼に応用する「De-NOX技術」(窒素酸化物低減技術)開発の共同研究先として紹介されました。

当社は大阪公立大学とともに、プラズマケミカル複合技術を用いたガラス溶解炉燃焼排ガス処理技術に関する研究を行っております。

2022年からは中部電力との3者で共同研究を開始し、本技術を火力発電所の排ガス処理設備へ応用する研究を行いました。

火力発電所ではCO2排出量削減のため、石炭・アンモニア混焼が計画されていますが、アンモニア燃料によるNOXの増加が予想されます。従来の排煙脱硝装置(脱硝触媒)では除去しきれない場合に備え、NOXを補助的に処理できる「簡易増設型De-NOX」装置をラボ実験で検証し、十分な脱硝性能を有することを確認しました。

既存設備への脱硝性能の増強には設置場所の観点から対応が困難でしたが、「簡易増設型De-NOX」装置は大きな設備改造を伴うことなく、省スペースでの設置が可能であることから、設置費用や運転費用が低コストでの導入が期待されます。
現状はラボ実験で基本原理の確認ができた段階であり、今後は社会実装を見据えた開発を行っていく予定です。

来場者からは、プラズマを用いた技術や東南アジアの産炭国への展開に期待するなどの意見が聞かれました。

当社は創業以来100年以上にわたり、世の中を豊かに、そして人々の生活を快適にするために事業を営んできました。次の100年も社会に必要とされる企業であることを目指してまいります。

 

■「テクノフェア2024」概要

 

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